経木という昔ながらの包装材にみる機能美

科学技術の発達で食品包装の変遷には目を見張るものがありますが、一方で昔から受け継がれている食品に施された優れた保存技術に改めて感心されることも多々あります。

たとえば、おにぎりや肉などを包むときに使われていた経木(きょうぎ)と呼ばれるスギなどの木の皮を使用した包装材は、適度に水分を吸ってくれる一方で、保湿もしてくれさらに抗菌作用もかなえてくれるという優れものです。

経木は、おにぎりなどに使われていた厚さ0.25mm程度の薄い薄経木から、折詰などに使用されていた厚さ1mm程度の厚経木と使い分けも行われていました。

経木はかさばらず軽量化が図られているとともに、木目調という見た目にもやさしい包装材として長く愛用されていました。経木のような昔ながらの味わいある包装材は、なにか捨てがたい思いを感じさせてくれると言っていいかもしれません。