紫外線吸収剤など

紫外線は食品の酸素による酸化を促進させる作用をもち、食品中の脂質の酸化、変色や退色、栄養素の分解などに大きく影響を及ぼします。

したがって、透明なプラスチック包装材料の場合、紫外線の透過を防止することが望まれるところです。一般的な技法としては、プラスチック材料に紫外線吸収剤が添加される。紫外操吸収剤としては、サルチル酸エステル、ベンゾトリアゾール、ヒドロキシベンゾフェノン、ヒンダードアミンなどがあります。

しかし、このような紫外線吸収剤も食品包材用としては、あまり適切とはいえません。最近、酸化チタン系の無機の紫外線吸収剤の開発も進んでおり、このような無機系のものの適用が望ましいと考えらます。プラスチックフィルム包装材料は、複数のフィルムの多層フィルムが多く用いられています。

多層フィルムの製造には、接着剤によるドライラミネーションや押出ラミネーションが一般に適用されています。ドライラミネーションに用いられる接着剤は、有機溶剤タイプのウレタン系. 臭気防止対策と保香性包装技法接着剤が一般的です。

有機溶剤としては、酢酸エチル、メチルエチルケトン、トルエンなどの混合溶剤が使用されます。ラミネーションの工程では、接着剤をフィルムに塗布後、オーブンで溶剤を蒸発させ、高温キュアを行うため、残留溶剤はほとんどなくなるが、工程管理に問題があると、残留溶剤による臭気が発生することがあるので注意が必要です。

押出ラミネーションの場合も、アンカーコート剤として有機溶剤タイプのウレタン系接着剤が適用されるのが一般的なため、同様の注意が必要である。プラスチックフィルムは、プラスチックの種類によってその程度を異にし、におい物質が透過する性質をもっています。

よって、包装材料の外部にある臭気原因物質が、プラスチックフィルムを透過して内容品へ移行することによって、臭気が発生する場合があります。

このような問題を回避するには、まず内容品が充填された製品の保管環境に十分に配慮する必要があります。また、包装材料として、におい物質が透過しないアルミ箔を適用するか、におい物質の透過係数の低いプラスチック材料を適用する配慮が必要です。

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