臭気発生やフレーバー特性変化の原因

プラスチックのフィルム包材や容器で食品や飲料を包装する場合、臭気発生の防止や内容品のフレーバー特性を変化させないことは非常に重要です。臭気発生やフレーバー特性を変化させる原因は多くあるが、次の4つに分類することができます。

①プラスチック包材に含まれる臭気原因物質の内容品への移行

②包材の外部にある臭気原因物質の包材を通しての内容品への移行

③外的要因による内容品の変質による臭気発生

④内容品のフレーバー成分の包材への収着

プラスチックは、モノマーを重合させることによって製造されます。重合方法には種々の方式がありますが、一般に重合触媒が使用されます。

例えば、高密度ポリエチレン(HDPE)、線状低密度ポリエチレン(LLDPE)、ポリプロピレン(PP) などのチーグラ一法での重合触媒としては、塩化チタンとトリエチルアルミニウムが使用されています。

また、最近、適用例が多くなったメタロセン触媒も有機金属系の触媒である。PETボトル材料のポリエチレンテレフタレートは、エチレングリコールとテレフタル酸のエステル化と重縮合で製造されますが、重合触媒としてはSbやGeが使用されています。

重合触媒の残誼は製造工程で一般に取り除かれるが、徴量が残存することもあります。プラスチック包材に、このような触媒の残誼が存在した場合、内容品への移行によりフレーバー特性に影響を及ぼすことも考えられます。

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