フレーバー特性

包装された内容品のフレーバー特性は、人間の感覚と直接関係しているため、フレーバー評価の方法として人間の嗅覚による官能検査法が有効な手段として採用されています。

ただ人間の感覚には個人差があり、評価条件や尺度が一定していないため、官能検査結果の数値的取り扱いや異なる評価結果の間の厳密な比較をすることは困難ですが、傾向把握の手段としては重要であることに変わりありません。

食品や飲料の香気成分としては、複数の物質が含まれることが多いため、香気成分の分離・定性を中心としたゲルパーミエーションクロマトグラフ(GC)が最も一般的な分析手段です。

定量分析を精度よく行うには、このGCと質量分析を組み合わせたGC・MSが最も有力です。臭気原因物質も同様の分析が行われています。各種プラスチックフィルムについて、種々のエッセンス、香料、食品を対象として香臭気の透過性を比較評価した先駆的な報告があります。

この報告では、当時一般的であった16種類の包装材料の保香性を21種類の香料や食品について行い、次のように結論付けています。

最も香臭気バリア性に優れているのがポリエステルとポリカーボネートで、次に良好なバリア性を示すのがポリプロピレン、ポリ塩化ピニリデン、ポリアミド(ナイロン)類であると。

一方、バリア性が不良なのはポリエチレン類、硝化綿系防湿セロハンとなっています。また、透過しやすい香臭気の種類は、各種エッセンス類、コーヒー、ソース、醤油であり、逆に透過しにくい香臭気として、各種香料、ココア、紅茶、日本茶としています。

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